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Charactor Episode 13 GEO ELAN D'OR ティアへ

ひとかどの空賊として名を知られ、多くの宝を手に入れても満たされるのは人生のわずかな一部分に過ぎなかった。
この星と世界の化身・・・ティアと出逢うまでは。

ティアは海から生まれ、大地を生み、空で生きてきた娘だ。
この子を頼むと告げられたとき、俺の運命は決まった。
──ティアを守る。この子が、あるべき姿へと還るその日まで。

19年前──。
伝説の空賊ライク・ハートは、まだ若かった俺に言った。
『この子と世界の未来を守る、楯となってくれ』

ノーヴァの目を逃れ、時には戦い、俺は旅を続けてきた。
ライクの願いを、彼の娘・ラブへと手渡すために。
その願いが叶うとき、旅が終わりを告げるのだとしても──。

Charactor Episode 14 GEO ELAN D'OR 不器用な男

うーむ・・・。いま考えると、ティアはよく俺と出逢ったときすんなり打ち解けてくれたものだ・・・。
なぜだか俺は初対面の相手に怖がられる・・・。そういうオーラが出ているのだろうか・・・。

ロカの店のシオンなど、会うたびに俺を徹底的にこき下ろす・・・。
『人としてツヤ消し』『青春を素通りした顔』『眼力過多』『呼吸する威圧感』『黒着んな』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・傷つく。

・・・愛想が必要な場面が人生にほとんどなかったんだ俺は。
空賊だぞ? 睨みをきかせて、凄みを出してナンボなんだっ
親しみやすい空賊など生きていけるか! ・・・とは言うものの・・・。

愛想笑いのひとつでもできるよう練習するか・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・フ・・・・・・・・・・・・フフフ・・・・・・・・・・・・・・・・・・フフ・・・・・・。
・・・グ、フ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダメだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

Charactor Episode 15 TEAR ありがとう、ジオ

ジオ、ありがとう。いつも一緒にいてくれて。
ジオの大きくて乾いた手の肌ざわりとか、微笑んでくれる目とか。
木漏れ日みたいに穏やかで、あったかくて・・・好き。

私、この世界でひとりぼっちになるとこだった。
それを受け止めてくれたのがジオで、ほんとに良かった。
これからもずっと、一緒でいたいな──。

私のために、自分の人生を犠牲にしてるんじゃないか、ってそう聞いたことがあった。
そしたらジオは、こう答えたね。
『俺はティアを守る楯、ティアを傷つける者を撃ち払う弾丸』

ジオの広い背中が、私をかばってくれるのが嬉しいよ。
ジオの逞しい腕が、私を守ってくれるのが嬉しいよ。
この旅が、いつまでも続けばいいのに。──ジオ、大好きだよ。

Charactor Episode 16 TEAR お絵かき大好きっ!

絵を描いているときが、いちばん楽しいの。
上手に描けなくても、ジオとおんなじ風景を見てるんだって思うだけで、心がふわふわって軽くなる。

どこまでも青くて、吸いこまれそうに高い空。
見渡す限りの海。画用紙よりも白い雲。土や、緑や、生き物たち。
描いた分だけ、私の世界が広がっていく気がするの。

わ…っ! ジオ、見てないよね? 見なかったよね!?
もし見えてても何にも言わないでね、恥ずかしいから…。
でもちょっとだけ…見て欲しいかな、とも思うんだ…。

絵に描くくらい、いいでしょう? これが私の夢なんだもん。
私がもし大きくなっても、きっとジオの背には追いつかないね。
だからいまとおんなじように、くしゃっ、て髪をなでて欲しいな。

Charactor Episode 17 LOCAR男の約束

ライク。デュセの石で作ったペンダントを見つめていたお前を思い出すよ。
娘へのプレゼントなんだ、と言ってな。
海のように深く、空のように鮮やかなブルーのペンダントだ。

私の店に来るたびに、成長するラブの様子を嬉しそうに話してくれたな。
空を愛するように、お前はラブを愛していた。
私はライクに約束した・・・何があっても、ラブの力になると。

ラブに過酷な運命が訪れた・・・実の父親をその手に掛けることになったのだ。
それ以来、ラブが店に姿を見せることはなかった・・・。
だが私は信じていた。いつか必ず、ラブはまた私の前に現れると。

3年の時を経て、ラブはついに帰ってきた。
より大きな強さを秘めて、再び空へ羽ばたくために。
ライク、お前との約束をやっと果たせる。
ラブが空を目指し、私が命ある限り・・・この子を支え続けよう。

Charactor Episode 18 CION 片想い

じぃちゃんの店の手伝いをしてると、世界中からいろんな空賊がやってくる。
みんな豪快で明るくて、気持ちのいい連中。
でもジオ、あんたは少し、違ったわ。

憂いを帯びた瞳の訳を、知りたくて。なんとか話をしたいって思っても、
あたしの口をついて出るのは『暗い』だの『地味』だのひどい文句ばかり。
いい年して、馬鹿みたいだね。

わかってるよ、ジオ。
あんたはどこかの土地にじっと留まっていられるような男じゃない。
あたしだって、何もかも投げ捨てて男を追いかけるような世間知らずの小娘じゃないしね。

気まぐれに店に現れるあんたをじっと待ってるなんて、私の性にあわないよ。
じぃちゃんと店を切り盛りするので精一杯。
でもいつか、届いて欲しい・・・ジオに、あたしの気持ち。

Charactor Episode 19 LAURA SCHWERIN 愛娘ローラへ贈る言葉

ローラ、あなたは私たちの宝物。
世の中がどう変わっても、あなたは幸せになって欲しい。
辛いことや苦しいことはたくさん。
そのためならどんなことでもする。それが親というものだもの。

私は娘をどこへ出しても恥ずかしくない一流の人間に育てたい。
教養と才知を得て、誇り高きシュヴェリーン家の血を守り、
名門の再興に私以上に貢献する優秀な跡継ぎとなって欲しい。

我がシュヴェリーン家は、かつて隆盛を誇った貴族の血脈。
いまや衰えてしまった権威を、私の代で取り戻すと決めたのだ。
ノーヴァなる組織と手を組んだのも、彼らを利用するため。

シュヴェリーン家が輝きを取り戻せば、ローラ、あなたにも華々しい人生が待っている。
そのためには何を犠牲にしてもかまわないと思っているわ。
すべては、あなたのためなのだから。

  • 最終更新:2012-07-11 16:48:15

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